私が日本にいるときに一番通ったカレーチェーン店は何と言ってもCoco壱番屋、通称ココイチだろう。というか、全国的に有名なカレーチェーン店って、ココイチ以外にあまり思い浮かばない。実は、ココイチは地元企業でもある。私の出身地である愛知県はココイチのお膝元で、確かに小さい時にも地元の国道沿いには必ずココイチが有った気がする。
インドに発つ前、私は駒沢に住んでいた。駒沢大学駅から歩いて5分もしないところにココイチが有り、残業帰りの疲れた体にココイチをぶち込むのが至福のひとときだった。日本にいるときに好きだったココイチのトッピングは、パリパリチキンカレーにハーフチーズトッピング。ある時からトッピングのハーフサイズが解禁されて、その使い勝手の良さにかなり嬉しかったことを覚えている。ちょっと贅沢したいときは、パリパリチキンカレーではなく手仕込みカツ系のメニューにする。サクサク感のある衣も美味しいし、何と言ってもあのソースが美味しかった。時を遡って大学時代は、納豆カレーにチーズトッピング、ご飯700gが私のお気に入りメニューだった。ラグビー部だったので、何とか米をかきこむことばかり考えていた。カレーに納豆?と思うかもしれないが、これは私が子供のころから家でやっていたメニューで、そもそも納豆が好きすぎてカレーに入れてみたところ美味しかったので、大学時代もずっと続けていた。学食のカレーライスにも納豆を入れていたのでクラスメイトに引かれたことを覚えている。
数年前、インドにココイチが進出した。カレーの本場インドに、逆輸入という形で日本カレーで勝負しようという試みだ。最初の出店はグルガオンのサイバーハブ。その後、デリーにも出店した。場所は、私の家からそう遠くない場所にある、SaketのSelect City Walk Mallのフードコートだ。インド渡航以降、インド料理ばかり食べていた私は、ココイチが有ることを知り、直ぐに向かった。私の大好きなココイチがインドでも食べられるなんて。
メニューは日本のものと結構違う。メインのカレーを選び、辛さと米の量を選び、トッピングを選ぶという基本的なコンセプトは変わらない。しかしそもそもインドではビーフもチキンも基本的には食べられないので、ノンベジタリアンのメニューはチキン一辺倒、ベジタリアン用のメニューにはインドならではのパニールカレーもあった。
インド独特だと思ったのは、オムレツカレーだ。その名の通り、オムライスみたいな感じでご飯がオムレツで包まれており、その上にカレーがかかっている。何度か食べたが、なかなか美味しい。そういえば、日本でも松屋系列のマイカリー食堂とかいうカレーチェーン店でオムレツカレーを食べたな、ということを思い出した。
店の繁盛具合は、正直いってそこそこといったところだろう。私も月に1回行くか行かないかのペースでしか通っていないが、フードコートの他のお店と比べると空いている。たまに日本人駐在員がいたり、外国人観光客がいたり。インド人が好んで食べるような味では無いのかもしれない。しかもインドの他のお店にくらべたらかなり高いし。
味も、最初はかなり感動したし、これを食べるだけで日本食欲が消えるような感覚も有ったが、何度も食べているとどうしても日本のココイチと比べてしまう。日本と比べるとどうしても味は落ちてしまうし、そこまで通う必要もないかなという感じ。日本のココイチは大好きなので、申し訳ないが。。。
最近、2024年2月1日に、このモールの裏にEbisuという名前の日本食料理屋がオープンした。もともとグルガオンに出店していた店で、そのデリー店だ。
Ebisuでカレーがあったので頼んでみると、正直ココイチよりもおいしい。2回訪問したのだが、チキンカツカレーと、揚げ野菜カレーを食べたが、両方とも結構おいしかった。当分のところ、日本カレーが食べたくなったらココイチではなくEbisuに行くかな。と今は思っている。ただしココイチはデリバリーが出来るのが強みで、家にいるときにも食べたいときに食べられるので、それがいい。それもEbisuがデリバリー対応するまでの命だろうか。。。
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