カジューのインド徒然草

インド(ニューデリー在住)。旅行記を中心にインド生活を綴る。ヒンディー語も勉強中。20代中盤のインド大好き若手駐在員の徒然なる日常を書き記します。

危険?インドのストリートフード

私はインドに住むものとして、ストリートフードを食すという経験はかけがえのないものとして体験しておきたいと思っている。インドといえばストリートフード。旅系Youtuber界隈ではコンテンツ力の高い経験として消費されている。確かにデリーの街を歩くと、そこら中にストリートフードの店が立ち並んでおり、結構繁盛している。特にニューデリー駅方面やオールドデリー地域ではとても店が多いと思う。私が住んでいる南デリー地域では、それほど多くは無いのだが、それでもちゃんと存在する。

インドに来て思ったのは、インド人であっても、社会的階層が高い人や、インドから出た経験のある人は口をそろえて「ストリートフードはやめておけ」「水や油が新鮮ではない可能性が高い」といったことを言う。やはり、インド人であっても外の世界を見た人からしたら、危険な食べ物の部類に入るのだろう。

 

私のお昼はいつもストリートフード

私のお昼ご飯はいつもストリートフードだ。なじみの店でアールーパランタとチャイを頼む。しっかりお腹を満たしてくれて、値段はパランタ+チャットニー(ソース的な)+ヨーグルトで80ルピー。大体日本円で140円くらいだろうか。それに、10ルピーのチャイを頼む。これが私のお昼ご飯だ。

いつものアールーパランタ。この日はチャットニーの代わりにカレーがつき、その代わりヨーグルトはついてなかった。食べかけですみません。

ストリートフードあるあるで、今日はそのメニューが出せないんだということもままある。そんなときは、ターリーという日本でいうところの定食を頼む。カレー、野菜、ライス、ロティ、ヨーグルトがついてきて250ルピー。意外と高い。でもフル・ターリーだと食べきれないのでいつもハーフ・ターリーを頼む。フル・ターリーだと大盛過ぎるライスに4枚のロティがついてくるので、絶対に食べきれない。

当たりの日は、チョーレー・バトゥレーという料理が出てくる。これは、薄い記事の揚げパンのようなものと、豆のカレーで食べる料理。これはとても美味しくて、ストリートフードの店だけでなく、普通のレストランでもたまに頼んでしまう。

チョーレーバトゥレー。薄い揚げパンのような生地がめちゃくちゃおいしい。右上にある豆のカレーにつけて食べる。

 

でもやっぱり危険。

そんな感じで、ストリートフードを普通に食べて過ごしている私だが、どんなストリートフードでも食べているわけではない。とある日、少し遠出して新しいお店を開拓しに行った。そこで出会ったのがこのお店。おばちゃんが一人で切り盛りしているお店で、いつも通っているお店と比べると破格の値段だ。正直、食べる前から衛生面大丈夫か?と思うようなお店だった。

おしゃれをしたおばちゃんが一人で切り盛りしている。ちょっと衛生面で怪しい匂いがプンプンする。

それでも、折角見つけたのだから、と食べてみることにした。一口食べて、正直味は余り美味しくないと思った。米はぱさぱさすぎるし、カレーは結構辛い。美味しくないから次は無いかなー、と思ってやや残してご馳走様をした。

メニュー。どのメニューも20ルピー(日本円で約35円)くらいで、破格の値段だ。

その日の夕方、お腹がなんだかおかしい。キュルルルルルルという音とともに、トイレに駆け込みたい欲がすごい。結局お腹を下してしまった。といっても、ちょっと下痢になって夕方にトイレに籠っただけで、引きずる事は無かったのだが。運が悪いと変なウイルスに感染して熱を出したり食中毒になったりするので、運が良かった。一緒に食べた日本人の友人もその日の夕方からお腹を下したそうで、次の日はお休みしていた。

 

違う日はもう少し足を延ばしてビリヤニを食べに行った。ストリートフードのビリヤニの店は、店の前に置いてあるめちゃくちゃ大きい窯の中からビリヤニをよそってサーブする。なので、作り置きされているものだったり、下の方からかなり昔のビリヤニをかき混ぜて食べさせられるとまずいことになる。然しここの店は、味は抜群。ちょっと辛すぎるけれども。そして何と言っても安い。

ベジビリヤニ。これが1/4サイズで、50ルピー(日本円で90円くらい)。フルボリュームは量が多くて食べきれない。ちょっと辛すぎるが味は美味しい。

たった50ルピーくらいでランチには十分な量のビリヤニが食べられる。美味しかったのでその後も3回ほど通ったが、変なお腹の下し方をすることは無かった。ちょっとスパイスが辛すぎるので、おなかがチクチクするの毎回のことだが。

同じ店のチキンビリヤニ(ハーフサイズ)。美味い、安い。

 

また、彼女が最初観光でインドに来た時、家の近くのストリートフードのパニプリを食べたのだが、それで結局お腹を壊して、かなり大変なことになった。朝パニプリを食べて、昼には家から10kmほど離れたエアロシティにいたのだが、そこでちょっとおなかの調子が悪くなってきた。エアロシティでトイレに行っても良かったのだが、家に帰るというのでUberを呼んで帰っていると、みるみるうちに体調が悪化。Uberの車の中で脂汗がダラダラと出て、ウンウン唸っている。そういう時に限って道は混んでおり、家に着くまでは結構時間がかかった。結局、日本に一時帰国するまでおなかの調子が悪い状況は続き、日本の病院でお薬を処方してもらって、なんとか回復した。私も同じパニプリを食べたのだが、ここまではならなかったものの確かにその日はややお腹の調子が悪かった。

私は今の所ストリートフードを食して大事には至っていないものの、それは私が強いわけでも何でもなく、ただ運が良いだけだ。インドのストリートフードは大好きだが、調子に乗らずに店の見極めを確りして、これからも健康的に楽しんでいきたいと思う。

人気のパニプリ屋さん。回転が速い店はアタリの店が多い。

パニプリは美味しいので、食べたいんです。。。



行ってはいけないストリートフード

色々なストリートフードを食べて私が考える、ダメなストリートフードの特徴を箇条書きで記す。他にもあるという人は是非教えて欲しい。

  • ダメなストリートフードは、味が美味しくない。恐らく新鮮でない食材や油などを使っているからだろう。
  • ダメなストリートフードは、作り置きをしている。そもそも朝イチにストリートフードを食べるのはお勧めしない。恐らく昨日の残り物が提供される。上記のパニプリも、朝イチに頼んだのだが、5秒もしないうちに出てきた。
  • ダメなストリートフードは人気が無い。人気が無いのはそもそもまずい証拠だし、食材の回転率も悪い為、そりゃ食材が痛んでいる可能性が高い。マーケットの中心部にあり人が並んでいるようなストリートフードは、ちゃんと食材が循環しているので美味しくて安全な可能性が結構高い。

 

上記のような点を避ければ、美味しいストリートフードを安全に楽しめると思う。但し、この命題は真ではないので、対偶は成り立たないことに注意。味が美味しくて、朝イチじゃなくて、人気が有っても必ずしも良いストリートフード(ここでは安全に楽しめるストリートフード)とは限らない。運が悪ければちゃんとお腹を下す。なので細かいことを気にしていたら一生インドのストリートフードは楽しめない。しかし上記ポイントを避けることで、出来るだけおいしくて安全なストリートフードを楽しむことができる。インドに来た際は是非お試しあれ。

 

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