カジューのインド徒然草

インド(ニューデリー在住)。旅行記を中心にインド生活を綴る。ヒンディー語も勉強中。20代中盤のインド大好き若手駐在員の徒然なる日常を書き記します。

第1回インド旅行記 ラクナウ(Lucknow)

ようやっと今回から旅行記を執筆していく。初めての旅行はUtter Pradesh(UP)州の州都、ラクナウ(Lucknow)。SNS上で知り合った、同時期にインドに留学に来ている大学生に誘われて、夜行バスで10時間かけて向かうことにした。9/14、インド到着後既に1か月半が経過していた。そもそも当時は銀行口座が開設していなかった為、チケットの予約等が中々うまく行かなかったこと、家探し完了後に心が落ち着きの時間を求めていたこと、まずはデリー散策を進めていきたいと考えていたことで、デリーから離れた地域への旅行を決断するまでに時間がかかった。せっかく誘って頂いたのなら、と二つ返事でラクナウ行きを決めた。

 

夜行バス

夜行バスの予約等は全て友人に任せていた。New Delhi駅近くのKashmir Gate駅から出発するとのことで、夜8時ごろにKashmir Gate駅に向かう。出発は夜10時だったが、性格上時間ギリギリに焦るのが嫌なので早く着いてしまった。モンスーン明けでむせ返るような暑さの中、チケットに記載されているバススタンドに到着すると、確かにそこはバスが何台も停車しておりバスの発着場所であることが伺えた。人々は地べたに座ってバスを待っていた。1時間半後、バス出発の30分前に友人も到着。友人曰く、インドではバスの現在地がGPSで確認できるようになっているらしい。確認したところ、バスは現在今我々がいる場所から2km程度離れた所にいるようだ。友人はインドの旅行歴も多く、私は友人について行こうと思っていた。「GPSの位置まで急ぎましょう。時間が無いです。」そう言われると私たちはGPSの位置まで走った。激しい往来を切り抜け到着すると、そこには何もない。あたりを探す。バスは無い。周りの人に聞くが、誰もピンと来てない。「やっぱ戻りません?」と提案してみるが、GPSは確かにここの場所を指しているので、引き続き周辺でバスを捜索した。でもやっぱりない。バスの運転手に電話してみると繋がった。運転手はALLヒンディー語で話しておりさっぱり理解できない。「一か八か、戻りましょう。」「わかりました。」出発までのこり5分を。2kmをどう走っても間に合わない。流しのリキシャを捕まえ、ここまで大急ぎで頼む、と伝える。出発時間1分前に元の場所に何とか戻ってきた。バスは10台近く有り、全てのバスのナンバーを確認。どれも違う、ああどうしようと思っているところ、端っこにあるバスの運転席から手を振る人が。電話がかかってきて、「Kya we aap hain?(あれはお前らか?)」と。「Yes yes!!」と絶叫しながらバスに向かい、なんとか乗り込めた。出発前からこんなに疲れるのか、、、、さすがインドだな、と思った。バスの中はエアコンが効いており中々に快適だった。疲労もあり、直ぐに寝てしまった。目を覚ますとそこはラクナウだった。意外や意外、ちゃんと時間通りに到着しているでは無いか。

 

ラクナウ到着

ラクナウ到着後、まずはDilkusha Palaceに向かった。ラクナウではUberが使える。それは有り難いのだが、Uberに表示されている車のナンバーと実際に来た車のナンバー一致率は20%程度。こんなことはデリーではほぼ有り得ない。ひっきりなしの客引きをかいくぐってUberの車を探す必要があるのに、ナンバーも違ってるんじゃどうしようもない。まあストレスだった。なんやかんやでDilkusha Palaceに到着!



時折ラクナウで見られた、この魚のレリーフは何なのだろう?英王朝占領時代の何らかの名残なのだろうか、それとも土着の何かなのだろうか。

動物園&水族館

最高過ぎるインドの水族館。ちっちゃい魚がちょこちょこと展示されてました。途中にあった謎の女神(人魚)のコーナーは、なんか寂しげ。動物園も行きましたが、特に見どころは無し。カバとホワイトタイガーが目玉だったけど、まあUser目線で作られていないと言うか、見にくい見にくい。でも、動物園と水族館が一体化して、更に公園等もあり、入場料は100ルピーくらいだった。安過ぎでしょ。

 

ランチ

Tunday Kababiという店で、ラクナウビリヤニと水牛のケバブを食す。ビリヤニっておいしすぎますよね。今度ビリヤニだけで記事を一本書こうと思うくらい。日本にいるときはビリヤニって余り美味しいと思っていなかったんですけど、インドで食べるビリヤニは美味しすぎて毎日食べても飽きないです。

British Residency

 

写真自体はBritish Residency内にあるモスクの遺跡(というか未だ現役で、2F部分ではお祈りが行われていた)。英国支配下に置けるインドの反乱の歴史が生暖かかく残っているような遺跡が多く立ち並んでおり、歴史を肌で感じた。インドの歴史は子供のころから大好きでよく色んな漫画や本等で見ていたが、初めてここで、その知識と自分の身体が繋がったような感覚になった。そして、インドをもっともっと旅してえ~という気持ちがとても強くなったのがこの時であった。

 

その他いろいろと観光地巡り

備忘録

  1. 町にはウルドゥー語が溢れており、デリーからこんなに近い距離(言っても北インド)であってもここまで街の風景が違うか、と感じた。
  2. 特に子供~若者からの人種差別的発言が非常に多く、まあ腹立たしい思いもした。このことをインド人に話すと、「MPの人はレベルが低い」「悪い人たちばかりではない」という反応を受けるが、そうじゃないだろ、とも思う。でも色々旅をしていると、やっぱりMP州は他の州と比べても人種差別系でイラつく回数が多い気がする。
  3. 2に関連してだが、外国人との接し方って、ほんとに大事だなと身をもって感じる。日本にいるとき、外国人を見て勝手に「あいつはどの国出身だろうな」とかジャッジしていないか?それをこそこそ友人と話したりしていないか?これらをmicro agressionと呼んでいいのかも分からないレベルだが、本当に自戒になる。

とまあこんな感じで、自分のその時感じたことを忘れない為に、殴り書かせてもらってます。ちなみに帰りの夜行バスもまあ探すのが大変で、汗だくになりながら友人と走って走ってようやっと出発5分前に見つけました。この旅行以来、しんどさをお金で買うという考えで、飛行機ばっか乗ってます。たまにはバスとか電車でも旅行しなきゃな。。。

次回はバラナシ(Varanasi)編。

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