カジューのインド徒然草

インド(ニューデリー在住)。旅行記を中心にインド生活を綴る。ヒンディー語も勉強中。20代中盤のインド大好き若手駐在員の徒然なる日常を書き記します。

ラーメンの鬼によるデリーのラーメン事情レポ

私はラーメンが大好きだ。多分日本でtop10000に入るくらいにはラーメンが好きだと思う。まったく客観的指標は無いです。でも、大学で上京してからは結構色んなラーメンを食べ歩いたという自負はある。くらいには好きだ。

 

多分20年前にインドに駐在していた方々は、ラーメンが食べたくて食べたくて仕方が無かっただろう。デリーは今ほどスーパーマーケットも普及していないだろうし、モールもない。気軽に日本から食材を送ってもらえる制度も整っていなかっただろう。勿論日本食店など無いし、あったとしてもエセ日本食店で、とても食べれたものではなかったのではないかと想像する。

 

しかし今やここインドでも、ラーメンが結構気軽に食べられる。私が住んでいる南デリーは、デリー界隈の中ではややラーメンが食べられる場所から遠い方ではあるが、ちょっと足を延ばせばしっかりとしたラーメンが食べられる。デリーで言うと、空港近くのエアロシティにある"KUURAKU RAMEN"だろう。

エアロシティ地下で"こってりラーメン"と餃子のコンボを注文。どちらもとても美味しい。旅行に行くとき空港を訪れる際は時間が有れば寄るようにしている。

別の日もまたこってりラーメンを注文。

このへんの豚骨系ラーメンが好き。

KUURAKUラーメンのライフハックとして、こってりラーメンコンボを注文すると、餃子の付け合わせとしてラー油ニンニクチップがついてくる。これがこってりラーメンにとても合う。天下一品で言うところの辛味ニンニク的な。エアロシティに来ることがあれば是非試して欲しい。こってりラーメンのみを頼んで、もしかしたら店員に付け合わせのラー油ニンニクチップだけ下さいと言えば提供してくれるかもしれないが、勇気が無くてまだ試せていない。

 

 

エアロシティには"銀座"という日本食レストランもあり、そこはかなりおいしい日本食を提供してくれるのだが、ラーメンは正直イマイチ。

"銀座"でもラーメンが食べられるが、正直味はイマイチ。

グルガオンに行けば、ラーメンを提供している店は正直いくらでもある。KUURAKU、ICHIZEN、DAIKICHI、MANAMI、AZABU、などなどの日本食料理店がグルガオンには軒を連ねているので、ラーメンを食べに遠出するという感覚も無く、普通にラーメンを食べに行けるだろう。

 

というか、大学以降東京に移り住んでから感覚がマヒしていたが、高校時代まで田舎に住んでいた私の身からすると、ラーメンって家族で車に乗って遠出して食べに行くものだったし、高校時代もわざわざ友人と美味しいラーメンを食べに行くために30分くらい自転車を走らせて食べに行っていたものだった。それに比べると、グルガオンのラーメン事情は、そこら辺の日本の田舎の町よりもよほど恵まれていると言えるだろう。

 

最近、日本人駐在員との付き合いも増えてきて、グルガオンに行く回数が増えてきた。"〇〇年生まれ会"みたいな集まりが結構増えてきたのだ。流石に我々の世代がまだ一番下になっていることが多いが、ここ数か月で我々よりも年下でインドで働いている(まだ新卒1年目、2年目の年齢)人もちらほらと見られており、そういう人とは連帯意識を感じている。なので、これまで日本人との付き合いをちょっと敬遠気味であった私だが、最近はよく日本人との飲み会にも参加するようにしているのである。話が脱線したが、大のラーメン好きである私からすれば、グルガオンに行く機会があるたびに、絶好のチャンスとばかりにラーメンを食している。

 

エアロシティにもラーメン店を展開しているKUURAKUのラーメンは勿論美味しい。上に写真を貼付している通り、私の大好きなのは、"こってりラーメン"だ。これは最大級の誉め言葉なのだが、80点の天下一品をインドで食すことができるというイメージ。他のラーメンも、しっかり美味しい。もちろん、日本で100名店に数えられるようなラーメンを期待してはいけない。そもそもそんなの日本でも東京大阪みたいな限られた地域にしかないのだし。でも、大のラーメン好きである私のラーメン欲を満たしてくれるような、そんなラーメンが食べられるだけで私は満足なのである。

 

くうらくと一線を画す形で人気のあるのが、愛味(MANAMI)の"すためん"だ。これは、日本の二郎系ラーメンのような物だと思って欲しい。ボリュームのある太麺、大量の野菜、こってりとしたスープ、ガツンとしたにんにくの風味。もう最高です。

愛味の人気メニュー、"すためん"。既にスープにニンニクの味がガツンと入っているが、別添えでニンニクマシマシにすることができる。

正直な所、私は日本にいるときには二郎系ラーメンが好きではなかった。何故かというと、もう完全に味の好みの問題なのだが、味の繊細さが無い気がするし、そもそも細麺が好きだし、そもそももやしが嫌いだし、店員の態度が気に食わないし。でも、愛味のすためんは違う。野菜はもやしでは無くキャベツ。ふと過ぎない太麺。それでいてにんにくはガツンときいている。私も彼女も病みつきになっている。それくらい美味しい。愛味で周りを見渡すと、おじさんの50%くらいはすためんを頼んでいる。

 

価格は勿論日本と比べると高い。今あげたような店のラーメンは、一杯800ルピー(日本円で約1300円くらい)。でも、いいんです。ていうか最近は一蘭もこれくらいの値段するし。NYに駐在している同期に話を聞くと、ラーメン一杯3000円くらい普通にするらしいし。本当に日本人にとっても暮らしやすい国になりましたね、インド。でも、デリー・グルガオン以外の都市はこれほどラーメンが手に入りやすいことは無いでしょうし、そうなるのはもっと先のことなのでしょうね。。。

 

気を付けないといけないのは、適当にgoogleで探して入ったエセ日本食の店で出てくるラーメンは鬼よりまずい可能性がある。ラーメンが食べた過ぎて、グルガオンでgoogleで調べて出てきた店に入ってみた。サービスアパートメント併設の食堂のような店で、店員はインド人のみ、オーナーが日本語を少し話せる。唐揚げと餃子も注文して、この2つは久々の日本食ということもあってそれなりに美味しかった。

ついにラーメンが運ばれてきた。いざ、実食。

名前も忘れたが、一口食べて逆にびっくりした。何のスキルも無い私でもこれよりは美味しく作れるんじゃないかって正直思う。

チャーシューは嚙んだら変な汁が出てくるわ、スープは臭いわ、麺はまずいわ。。。彼女はあまりご飯を残すタイプでは無いのだが、これは2口程食べて流石にお残しした。人生で食べたラーメンの中ではぶっちぎりの最下位だった。すみません。


グルガオンには私のまだ訪れていない美味しいラーメン屋があると聞く。日本Topランカーを自称するものとして食べない訳には行かない。待っていてくれ。

 

 

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