カジューのインド徒然草

インド(ニューデリー在住)。旅行記を中心にインド生活を綴る。ヒンディー語も勉強中。20代中盤のインド大好き若手駐在員の徒然なる日常を書き記します。

今、デリーに世界中の本が集まってるらしい

 

インドでは、メーラー(メラ、mela)と呼ばれる、日本でいうところの〇〇フェア的な催し物がよくある。大体なにかコンセプトがあって、それに関連する企業や個人が集まって出店を開いたり、ステージでショーや音楽ライブがあったり、などなど。今週の日曜日にも、グルガオンはダイアパークにてTokyo Melaが開催されたばかりだ。こちらについてもまた記事を書きたいと思うが、日本の企業や飲食店が集まっており結構賑わっていた。そんなメーラーの一つとして、2/10-18までニューデリープラガティマイダン(pragati maidan)にて、World Book Fairという名のメーラーが開催されている。面白そうなので行って見ることにした。

街中にもこんな感じでBook Fairの宣伝がされている。

 

インドに本屋って意外と無い。

もともと私は子供の頃は活字の本は読んでおらず漫画ばかり読んでいたが、大学に入り周りの人から賢いと思われたいがために色々な本を読み始めた。結局インドに発つ時までに、数百冊(もしかしたら1000超えてるかも?)を集め、読んだ。
なので、結構本は好きなのだが、デリーには大型書店のようなものが無い。モールに入っている小さな本屋しか基本的にはないので、沢山の中からお気に入りの本を探すという体験をしにくい。日本だとブックオフがあったり、紀伊國屋があったりするのだが。

で、さっそく行ってみた。会場のプラガティマイダンは、ニューデリー中心部のインド門の方面にあるどでかい施設だ。公園ではないし、イベントホールが何十個も集まっているような場所と言えばいいだろうか。G20の首脳会談もここで行われていたと記憶しており、インドの発展を象徴するような場所だ。

プラガティマイダンは、日本にはないくらい大規模のイベントホールのような場所。
早速入場

幸運にも2/10-18の期間中に何度でも入れるチケットを頂いたので、これを見せて入場。このチケットを持っていない人でも20ルピーで入場出来る。

入場すると、想像よりもちゃんとした規模だったのに驚いた。

入ってすぐに、その規模に驚かされた。大規模な音楽のコンサートが出来るようなイベントホール5つが本で埋め尽くされている感じ。人もかなり集まっており、外にはフードコートや出店みたいなのもあった。

一つ一つのホールがコンサートホールくらいでかい。


政府も結構力を入れているのかな?と思ったのは至る所にモディ首相の写真と、首相からのメッセージが書かれていた。

いたるところにモディ首相。

モディ首相のありがたいメッセージ。

知らんけど文科省大臣的な人だろう。この人の写真もよく見た。

私のお目当ては、インドで発行されている歴史の教科書(出来ればヒンディー)、インドから見たインドの問題点に関する本、ヒンドゥー教やインドの文化の理解に役立ちそうな本、あとはヒンディー語の勉強に役立ちそうなもの。

ホールごとにコンセプトが決まっており、取り敢えずホール1から回ってみることに。結局数時間いたのだが、全部を回り切ることなど到底不可能だったので、明日も参戦しようと思っている。ホール1は、学術系の本が集まっているようだ。

入口にはこんな感じで中の地図が。インドにしてはかなり良心的。



中はこんな感じでかなり綺麗。インド全土の本屋が出店している。

ホール1は学術系の本が多い。でも子供用の教科書とかも多かったし普通の本もあったしで、あまり明確なカテゴリ分けはされてなさそう。政府機関や大学の出店も多かった。

ホール2は、他言語国家であるインドらしい、"インドの言語で書かれている本"が集まっていた。入ってみるとメインはヒンディー語だが、タミル語やパンジャービー、ベンガルなどのメジャー言語から、インパールで見たような気がするような言語まで、色々な本が取り揃えてあった。ここではヒンディー語の本を購入。インドで有名なパンチタントラという本で、子供向けに所謂道徳とか規律とかを教えるような、教訓めいた本。平易なヒンディー語で書かれていると思ったので勉強のために購入した。

ヒンディー語の本が中心。

本の積まれ方は、基本的には綺麗に積まれていたのだが、たまに古本屋がこんな感じでぐちゃぐちゃに陳列しているのも見られた。

ホール3,4は飛ばしたのが、ホール3は子供向け。ホール4は、、、なんだったかな。忘れてしまった。
ホール5が、様々な国の本が出店しているブース。サッと見ただけだが、サウジアラビアやトルコ、イギリス、イタリア、オーストリアなどなどの色々な国が出店していた。オーストラリアは狭いスペースでオーストラリア人のおじさんが一人でやっていたのだが、お客は一人も入っておらずちょっと寂しかった。

様々な国のブースが設置されていた。写真はトルコブース。英語で書かれたトルコに関する本も、トルコ語の本も売っていた。

サウジアラビアは多分協賛かなにかをしているのだろう、広大なスペースに豪華なセットまで作っていた。

日本も、Mangaコーナーとかやったら絶対人気出るのに。何処に声かけていいのかも分からないが、来年もあるのであれば外務省の友人とかに声かけて、出来ること無いか話してみたいなとか思ったり。

戦利品

色々回って回って、今日の戦利品はこちら。

ヒンディー語の勉強の為に買った、2023年にインド&世界でどんな出来事が有ったかを記した本(英語&ヒンディー語)。パンチタントラというインドの子供向け教訓的な本。その他、インドの文化に関わってくるようなカースト制度に関する本など。マハーバーラタの本も買ってしまった。うん、結構いいのが買えたのではなかろうか。

 

インドの有名歌手?のコンサートも開かれているようだが、本当に一人も知らない。。。本当に国に入り込むにはこういうポップカルチャーにも触れていかないといけないと思いつつ、ヒンディー系の音楽はどうしても私の心に刺さってこない。

毎日夕方4-8時でコンサートをやってるらしい。全員知らないので、もっとインドのポップカルチャーに入っていかないとなと思う。

ヒンディー語の勉強にも役立つはずなのだが、なんかすべて同じに聞こえてしまうんだよなあ。。。ファンの人には申し訳ないのだが。。。

モディとの写真パネル。モディ首相の大衆人気は結構すごい。

なんやかんやでとても楽しかったし、出来れば期間中にもう一度行きたい、と思った。実際はこの次の日に38℃を超す熱を出してしまって行けていないのだが。今週の土日迄やっているので、体調が良くなれば土日に行ってみようかな。

 

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