インドにいて街を歩いていると、こう言いたくなるようなシチュエーションにしばしば出くわす。「あなたは何をされてる方なの？」「あなたはどこから来たのか、あなたは何者か、あなたはどこへ行くのか」「どういうシステムで誰からお金が発生してるの？」
今日見かけたのはこちらのお二人。
まず一人目は、道路脇で作業をしているこのお兄さん。
渋滞にハマってしばらく観察していたのだが、彼がやっていることは、スコップで砂を集めて山を作り、それを壊す。そしてまたスコップで山を作り、崩す。ちょっと場所を移動させて山を作り、また壊す。
もしかしたら、砂をかき混ぜてるのかも？とは思うが、結局のところあなたはいったい何をされている方なの？
2人目はこちら。
このお兄さんは、大量の謎の草をバイクで運んでいる。最初、我々の2つ前を走っていたのだが、もう前の車の背中から草がはみ出しすぎていて笑ってしまった。何をされている方なの？というよりは、どこから来てどこへ行くのか？を訪ねたい。
こんなのは序の口で、インドの街中には謎の仕事をしている人がたくさんいる。多分なんらかの役に立っているとは思うのだが、一体社会の歯車のどの部分なのだろう、と思うことが多い。せめて何かの役にはやっていてくれ、と願いながらいつも見ている。どういうシステムでどこからどれくらいのお金が払われているのだろう、といつも疑問に思う。真面目な話、政府が構造的にこの問題を解決していかないといけないんじゃないかなあとは思っている。
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